大動脈弁形成術
心臓弁の機能を取り戻す高い成功率の心臓弁膜症の手術
自己心膜で限りなく正常な大動脈弁を取り戻す大動脈弁形成術
- 手術後の退院までの日数:7~10日間
- 保険適応(ダビンチ手術は適応外)
自己心膜を使った大動脈弁形成術とは
自己組織で大動脈弁を作る方法です。
高齢者だけでなく、出産を希望する女性にも理想的な手術です。
人工弁はもともとの大動脈弁と比べて弁口面積が小さいため、術後に人工弁の前後で圧較差が生じて狭窄症が残ってしまうケースがあります。
自己心膜を使った形成術の場合、大動脈弁前後での圧較差はほとんどなく、限りなく正常な大動脈弁を取り戻すことができます。
抗凝固剤(ワーファリン)の服用が不要なため、歯の治療や大手術を予定している方、出産をひかえた女性にも適用できます。
新しい技術であることから、長期にわたる耐久性は不明ですが、考案者の尾崎教授は5年の経過観察において、ほとんどの患者さんで弁が逆流なく機能していることを報告しています。
自己心膜を使った大動脈弁形成術のイメージ
自己の心膜をこのように一部切除します。
大動脈弁切除し、採取した心膜を使って元の形に作ります。
自己心膜を使った大動脈弁形成術(動画)
大動脈弁形成術後の経食道エコー検査
同じく短軸及び長軸に行って作成したら大動脈弁の良好な開閉と逆流がないことが示されている。
自己心膜を使った大動脈弁形成術の利点とは?
- 出血のリスクが少ない
- 大動脈弁前後での圧較差が低い
- 耐久性がある( 45才以下で生体弁を入れる必要がある場合)
お問い合わせ
狭心症や弁膜症、心房中隔欠損症、動脈瘤など心臓の病気でお悩みの方はこちらからお問い合わせ下さい。
ニューハート・ワタナベ国際病院
TEL: 03-3311-1119
FAX:03-3311-3119
FAX:03-3311-3119